フランシス・ベーコン「Xアルバム9裏ー叫ぶ教皇を解説 − 叫びを通じ表したかったものとは

2021年1月9日より、神奈川県立近代美術館 葉山で「フランシス・ベーコン バリー・ジュール・コレクションによる」が開催されています。(※緊急事態宣言により1月12日より当面のあいだ臨時休館)フランシス・ベーコンの制作過程を解き明かす作品が展示されますが『Xアルバム9裏ー叫ぶ教皇』も本展覧会で日本初公開となります。

小説 カミュ「ペスト」を解説 – 不条理に立ち向かう人間を描く

フランスの作家アルベール・カミュの代表作『ペスト』。新型コロナウィルスが世界中で猛威を奮った2020年、日本でもこの名作小説に再び注目が集まりました。ひとつの街がペストという脅威に包まれていく中、人々の心情や行動の変化を克明に描いたこの作品について解説していきます。

鏑木清方「朝涼」を解説 – 夏の早朝と少女の姿

避暑のために早朝、神奈川県横浜市金沢区にある自分の別荘から、早朝長女の清子と散歩に出かけた様子を描いているのが、鏑木清方の「朝涼(あさすず)」です。当時八景と呼ばれる景勝地であった神奈川県横浜市金沢で、まだ月沈まぬうちの朝方の空気や、当時の娘の姿、また、道端に咲く花の美しさが丁寧に描写されています。

映画ディア・ハンター を解説- One shot is what it’s all about.

The deer hunter

第51回アカデミー賞受賞、第44回ニューヨーク映画批評家協会賞作品賞を受賞した「ディア・ハンター」は、アメリカン・ニューシネマと題される作品で、ベトナム戦争を題材にした映画の中で最高傑作の一つと称されています。ベトナム戦争によって傷を負った帰還兵たちの苦悩や友情を描いており、日常から突然一変する戦争の狂気は平和について考えさせられます。

自宅で名作観賞 – Google Arts and Cultureとは? #Stay Home

Stayhome

みなさん、こんにちは。相変わらず新型コロナウィルスの猛威は止まりませんが、どうかお体にお気をつけください。また、医療関係に従事されている方々に心からエールをお送りします。 今回は、自宅にいながら不朽の名作を観賞できるバーチャルミュージアム「Google Arts and Culture」についてご紹介します。今年のゴールデンウィークは自宅で世界中の美術館・博物館を旅するのも良いかもしれません。

Timeless News vol.3 Apr 2020 – 無料で名作に触れる#Stay Home

Stayhome2

みなさん、こんにちは。相変わらず新型コロナウィルスの猛威は止まりませんが、どうかお体にお気をつけください。また、医療関係で働かれている方に心からエールをお送りします。 さて、いま世界中の様々な団体が#Stay Homeを応援しています。今回は自宅にいながら無料で不朽の名作に触れるチャンスをご紹介いたします。

ベートーヴェン 運命を解説- 暗から明へ 歓喜の物語

Beethoven

“運命”という名で親しまれる「交響曲第5番ハ短調」は、クラッシック音楽の中で最も有名な曲の一つとして、いまでも存在感を放っています。耳の疾患により聴覚を失いかけていたベートーヴェンは絶望の淵に立たされてなお音楽に向き合い続け、人生を肯定し人類全体を鼓舞するような音楽を作り続けました。その中で生まれた”運命”は特に傑作と呼ばれ、交響曲史に燦然と輝く不朽の名作です。

東寺 立体曼荼羅を解説 – 天才空海 3Dで密教を表現

平安時代初期の僧、弘法大師として知られる空海によってつくられた東寺の”立体曼荼羅”は密教彫刻の最高傑作といわれ、東寺が空海の教えと共に1200年もの間守り続けてきた不朽の名作です。これらの仏像群は国宝に指定されているものも多く、迫力ある姿は時空を超えて空海の教えを現代に伝えています。