2021年1月9日より、神奈川県立近代美術館 葉山で「フランシス・ベーコン バリー・ジュール・コレクションによる」が開催されています。(※緊急事態宣言により1月12日より当面のあいだ臨時休館)フランシス・ベーコンの制作過程を解き明かす作品が展示されますが『Xアルバム9裏ー叫ぶ教皇』も本展覧会で日本初公開となります。
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鏑木清方「朝涼」を解説 – 夏の早朝と少女の姿

避暑のために早朝、神奈川県横浜市金沢区にある自分の別荘から、早朝長女の清子と散歩に出かけた様子を描いているのが、鏑木清方の「朝涼(あさすず)」です。当時八景と呼ばれる景勝地であった神奈川県横浜市金沢で、まだ月沈まぬうちの朝方の空気や、当時の娘の姿、また、道端に咲く花の美しさが丁寧に描写されています。
東寺 立体曼荼羅を解説 – 天才空海 3Dで密教を表現

平安時代初期の僧、弘法大師として知られる空海によってつくられた東寺の”立体曼荼羅”は密教彫刻の最高傑作といわれ、東寺が空海の教えと共に1200年もの間守り続けてきた不朽の名作です。これらの仏像群は国宝に指定されているものも多く、迫力ある姿は時空を超えて空海の教えを現代に伝えています。
モネ 印象・日の出 を解説- 印象派最初の一枚

1874年。若手画家たちがパリで独自に開催した展覧会で発表されたのが、モネの「印象・日の出」です。当時の主流絵画のルールを無視して描かれたこの一枚は、後に絵画の歴史を大きく動かすことになる一大ムーブメントを象徴する一枚となりました。