みなさん、こんにちは。相変わらず新型コロナウィルスの猛威は止まりませんが、どうかお体にお気をつけください。また、医療関係に従事されている方々に心からエールをお送りします。
今回は、自宅にいながら不朽の名作を観賞できるバーチャルミュージアム「Google Arts and Culture」についてご紹介します。今年のゴールデンウィークは自宅で世界中の美術館・博物館を旅するのも良いかもしれません。
世界中の美術館を旅できる Google Arts and Culture
Google Arts & Culture
Google Arts & Culture features content from over 2000 leading museums and archives who have partnered with the Google Cultural Institute to bring the world's treasures online.
「Google Arts & Culture」とは?
「Google Arts & Culture」は世界的に高く評価されている美術館とのユニークなコラボレーションで、芸術作品をオンラインで検索し、驚異的なディテールで鑑賞できるようにしたものです。伝統的な美術館から新しいタイプのアート ギャラリーまで、250を超える施設と協力し、6千人以上のアーティストによる数万点の芸術作品をオンライン上に掲載されています。
まるでグーグル美術館?!世界中のアート作品を鑑賞できる「Google Arts & Culture」| Life Designs
Google Arts & Cultureとは、Googleが世界中の美術館・ギャラリーと提携し、オンラインで膨大な芸術作品を提供するサービスです。
例えば、アムステルダムの ヴァン・ゴッホ美術館に1点、パリ オルセー美術館に1点、シカゴ美術館に1点あるゴッホの『寝室』を連続して観賞するというようなことが可能です。しかも、人混みを避けて。


アート作品だけでなく、歴史上の出来事についても時系列で整理されています。関連する写真などが閲覧できます。

時間を旅し我々の社会をより深く理解できるようになる
Google Arts & Cultureは、Google Cultural Instituteのディレクター、アミット・スードさんのチームによって提供されているサービスです。
2011年、2016年とTEDに登壇していますが、こんなことを語っています。
想像してください。ムンバイで建築を学んでいて、これまでグッゲンハイムに行く機会がなかった子供がアクセスできるのです。グッゲンハイム美術館の所蔵品を眺め調べるといったことが可能になります。大量の情報がここにあるんです。ただ、今日の話の目的はそれではありません。ここまでは既に存在しています。今、私たちの手元にあるのは芸術と文化、そして、そこへのアクセスを可能にするワクワクするような未来の一部なんです。
6百万以上の芸術品がこのように繋がっていくんです。これを通して時間を旅し、我々の社会をより深く理解できるようになります。芸術と文化をまとめていけば、社会を地球規模の視点から眺め、境界線がなかったらどう見えるか 試してみることができます。 - 前から見たかった全ての芸術作品を手元に、そして検索可能に (アミット・スード | TED2016)
TEDの中でも言及されているとおり、実物を観るのがもちろん一番ですが、インターネットとスマートフォンがあれば、世界中のあらゆる美術品にアクセスできることは、まさにアートのマトリクス的体験で、とても幸せな世界に生きているんだなと実感します。
今年は本当に大変な年になりましたが、改めてコロナウィルスと日々戦っていらっしゃる医療関係者の皆様、患者とご家族の皆様にエールを送ります。
健康な方は#Stay Homeをもう少しつづけ、世界中のアートの世界に没入しましょう。